フロリバンダ系のバラ

フロリバンダ系バラの誕生とは?

フロリバンダとはバラの樹形のひとつで、1924年に第1号品種「エリゼ・ポールセン」が誕生した系統です。そもそもバラにはさまざまな樹形タイプがあります。自立できずに支柱などの支えが必要なシュラブ・クライミングや、支柱がなくても自立できるブラッシュタイプもあります。

フロリバンダ系のバラ

フロリバンダは、木立性であるブラッシュ系統に該当し、その他にもハイブリッドティーやミニチュアなどもあります。フロリバンダ系統は、登場してからまだ100年未満なので比較的新しい品種で、ハイブリッドティー系統とポリアンサ系統の交雑により、双方の特徴が混じった系統として誕生しました。

それにはハイブリッドティー系統の特徴である大輪、四季咲き性、芳香と、ポリアンサの特徴である房咲きと小輪系の5つの特徴が混じったのがフロリバンダ系のバラです。

フロリバンダ系のバラの特徴とは?

フロリバンダ系のバラのほとんどの品種は、中輪で房咲きなので、開花時の花数はとても多く見事です。また、四季咲き性で、比較的丈夫で育てやすいと言われています。ただし、香りが強い品種は少ない傾向にあります。

多くの品種は、枝先に房となって花を咲かせるので、ブーケのように見えるゴージャスさもあります。そのため、花を束ねるというフロリバンダ・Floribundaを、名前の由来としています。枝先の房は一斉に開花するのではなく、時間差があり、徐々に開花していくので、長い期間楽しめるのも魅力と言えるでしょう。

定番人気のフロリバンダ系のバラの品種とは?

フロリバンダ系のバラの品種で、代表的なものには次のようなものがあります。

ピンク系の花色をして香りもよい「アッサンブラージュ」、フランス語で”雪の上”という意味をもつ真っ白な花がとても爽やかな「シュー・ラ・ネージュ」、赤く咲いた花が少しづつピンクへとトーンを落としていく「ゆうぜん」があります。

また、花弁数が17~18枚のクリーム白地に淡い藻も色がぼかしとなっている半八重咲きの「マルチダ」、紫系の淡い藤色で幻想的な雰囲気を醸し出している「ブルーバユー」、白地に淡いピンクがかすり状に入る「ブラッシング・アイスバーグ」なども含まれます。

さらに、9世紀を代表するイタリアのヴァイオリスタに捧げられた情熱の鮮やかな赤色をしている「ニコロ・パガニーニ」、16世紀の妃・マリー・アントワネットとその時代をイメージしたソフトイエローカラーの「マリー・アントワネット」なども忘れられない存在と言えるでしょう。