バラの歴史と関連した文化

バラとギリシャ神話

現存している最も古いバラの絵は、紀元前2,000年ごろに建てられたクノッソス神殿のフレスコ画と言われており、ギリシャ神話と深い関係があります。人とバラの関りは今から約4,000年以上も前までさかのぼることができるとされています。

ギリシャ神話の中で、バラは愛と美の女神アフロディーテを象徴する花として登場しています。いくつかの神話の中でバラは登場してくるのですが、その中のひとつで、バラがアフロディーテとともに生まれたと伝えられています。

バラの歴史と関連した文化

その様子は「ヴィーナスの誕生」という絵にも描かれており、その絵の花の女神フローラが撒いている白い花が「アルバ・ローズ」と言われています。また他の神話では、3人の女性がバラに姿をかえたとき、誇り高い性格が棘となったという神話も残っています。

香料や薬用植物として栽培されるようになったバラ

バラの栽培は、香料用や薬用として利用されたことがきっかけで始まり、その起源は現在のイランと思われる古代ペルシャと言われています。特にローマ人は、生活の中でバラをさまざまな方法で利用していたようです。

その当時栽培されていたバラは、「ロサ・ガリカ・オフィキナーリス」と「ロサ・ダマスケナ」で、今現在でも中近東や地中海沿岸地域で栽培され、香料用として使われています。これらの古いバラはヨーロッパのさまざまな品種を成立させてきました。

それにはケンティフォーリア系、モス系、白花のアルバ系などがあります。また、ガリカ系統の品種も、ロサ・ガリカ・オフィキナーリスを本種に誕生したと言われています。どの系統も香りが強く、クォーター・ロゼット咲きや丸弁のカップ咲きなど典型的なオールドローズの花形を引き継いでいます

新たな品種が毎年誕生しているバラの世界

バラの育種や品種改良は、毎日、進歩しています。イングリッシュローズの誕生や不可能と言われていた青いバラを遺伝子組み換えで成功させるなど、世界各国で多彩なバラが誕生しています。日本ではガーデニングブームが定着し、バラの栽培を楽しんでいる方も増えています。

日本の気候風土に合った品種や、限られたスペースの狭い庭でもコンパクトに育てられる樹形のバラなど、用途やニーズに合ったバラが改良され誕生していおり、これからもバラの品種は増え続けていくことでしょう。すでに4万種以上のバラが存在していますが、是非、バラのある暮らしを堪能してみませんか?